いくつかのタイプの皮膚腫瘍が報告されている
1.コイポックス:コイヘルペスウイルス1による表皮感染から発症
2. 乳頭腫:最も一般的な皮膚腫瘍でまれに扁平上皮癌や表皮過形成を伴う
3. 色素細胞腫瘍:魚類の基本的色素細胞タイプはメラノサイト、赤または黄色の色素細胞および虹色産生細胞で発生学的に神経提
に由来
黒色腫、赤血球腫および虹彩腫の3タイプ 硬骨魚類で最も一般的なタイプ
4. 線維腫:まれで表層性に発生し乳頭腫や色素細胞腫瘍と間違われる
5. 末梢神経鞘腫:金魚で最も一般的に報告される皮膚紡錘細胞腫瘍 ヒトの異型神経線維腫に類似
6. その他:平滑筋腫、網膜芽細胞腫、腺癌、脂肪腫など少数の報告
末梢神経鞘腫
金魚で最も一般的に報告される皮膚紡錘細胞腫瘍でヒトの異型神経線維腫に類似
外観がコイポックスや乳頭腫にも類似
多発性だが浸潤性はなく良性で切除により完治するが悪性神経鞘腫の報告もある
外観が悪くなるので販売、観賞時に問題となる
コイポックスと異なり感染性は無い
琉金4才
肉眼所見
組織学検査所見
和金3才
肉眼所見
組織学所見
生殖腺腫瘍
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