わんにゃん日記

ノミにご用心!

掲載日 : 2018-06-22

ノミは犬や猫だけでなくヒトにも寄生する 
動物にとって最も一般的な外部寄生虫です
犬や猫に寄生するノミは 主にネコノミとイヌノミですが
最近ではほとんどがネコノミです
ネコノミは体長1~3mm 褐色で 体が平たく 6本脚を持っています

 

ノミには  卵 → 幼虫 → サナギ → 成虫  という4つの発育段階があります

   

このうち 動物の体表にとどまって吸血するのは成虫だけです

ノミは気温13℃以上で活動可能となりますので 現在の室内環境ならば
ほぼ1年中活動できます
とくに気温18~27℃ 湿度75~85%の環境を好み 
屋外では 梅雨の前後から活発に活動・繁殖をします

成虫は動物の吐き出す二酸化炭素や体温を感知すると
体長の約60倍の距離 約100倍の高さをジャンプして
動物の体に飛びつき 寄生します

寄生すると 8分以内に吸血を開始し 36~48時間以内に産卵します
その後 体表にとどまり 吸血と産卵を繰り返し 1~2カ月で一生を終えます

あるデータによると メスノミが10匹いると 
1か月後には 成虫:2000匹 卵:90000個以上 幼虫:10数万匹 
に増えると言われています  
卵や幼虫 サナギといった予備軍は 動物の寝床やカーペット・畳の隙間
ソファーの下や部屋の隅などに潜んでいます

ノミは単に吸血するだけでなく 動物やヒトに様々な病気を引き起こします

犬猫では ノミアレルギー性皮膚炎を引き起こしたり 瓜実条虫(サナダ虫)を
媒介します
特にネコではヘモプラズマという赤血球に寄生する病原体を媒介して 
重度の貧血を引き起こしたりします
ヒトでも皮膚の弱い人やアレルギー体質の人などでは水泡状の皮膚炎を
おこしたり ノミが媒介するバルトネラ菌をもったネコにかまれた人が 
発熱やリンパ節炎を起こすネコひっかき病を引き起こすことがあります


ノミ駆除をするには まず動物の体に寄生している成虫を探します
ノミ取りぐしで毛をすくと 多数寄生であれば成虫を見つけることができます
小数寄生ではなかなか難しいですが この時に黒いフケのような粒があれば
ノミの糞かもしれません ノミの糞は血液の成分でできているので 
濡れたティッシュや綿花で湿らせると赤くにじんできます 

動物に寄生している成虫の駆除には 成虫駆除と同時に卵や幼虫の発育を
阻止する薬がスポット剤や内服薬で出ていますので それを定期的に使用します

 
(スポット剤)             (飲み薬)

ノミの幼虫は成虫の糞 ヒトや動物の食べこぼし フケなどをエサにしています
掃除機を念入りにかけて これらを取り除くとともに 環境中の予備軍を
できるだけ取り除くようにします
定期的にバルサンなどと使用して 部屋全体の駆虫をするのも方法です

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